あなたの腰痛は靴のせいかもしれません

腰痛に悩んでいませんか？　意外にも、あなたの履いている「靴」が腰の痛みの原因かもしれません。

腰痛の原因のひとつに「靴」があります。

なぜ靴なのか？靴は、歩くときに自身の足の一部となっているからです。
足は体の中で唯一地面に接し、体全体を支えている部分です。他の動物は基本的に4本足なので、私たち人間だけが二足歩行の動物です。「二本足で立つ」「二本足で歩く」という人間だけが持つ2つの機能があり、それを可能にしているのが足の裏のアーチと足のふくらはぎです。どちらの機能も「血液の巡りをよくする」ために進化しました。アーチとふくらはぎがあるからこそ、血液をつま先まで巡らせ、上半身に戻すことができるのです。

おしゃれで足にやさしい靴

犬や馬の脚を見ると、つま先立ちでふくらはぎがありません。足の裏を見ると、アーチがないのです。
足の裏には3つの重心があるので、足の裏に体重がかかっても衝撃は吸収・分散されます。有名なのは、足の内側の縦のアーチの調子が悪く、それがない足を扁平足といいます。
外側の縦アーチと横アーチが地面から浮いて3点で接し、足が安定することで体が安定します。しかし、この基本的な足の機能を失っている人が増えています。アーチがないと足は疲れやすく、非常に不安定になります。

このアーチの不足によって体の横揺れがグラグラと起これば、体にトラブルが発生します。その代表的なものが腰痛なのです。足裏のアーチが骨格的にも筋肉的にも整っていれば、腰痛は起こりにくいのですが、この基本的な足の機能が欠けていると、靴のサポートが必要になります。

靴には、ぐらついた足を安定した足に調整する力があり、さらに言えば、良い靴を履くことで土踏まずの筋肉を育てることもできるのです。